PAVONE27号で紹介し反響をいただいた陶芸家、道川省三氏の生命力にあふれた作品をお届けします。
北海道・有珠山の麓に生まれ育った道川省三氏が表現するのは、大地、山、火山、雪。自身の創作について「陶器を作るのではなく、土との対話の中で土がなりたいという形に導いている」という道川氏の作る陶器は、どれも既存の形に捉われない自由なフォルム。見る者に語りかけるような表現性は、陶器という枠を超えた一つの芸術として確立されています。
道川氏は現在、愛知県瀬戸市を拠点に創作を行っています。特に欧米での評価は高く、今注目すべき作家の1人に数えられています。
彼の転機は、作品発表の場を海外へ広げていったときのこと。ロンドンの個展で、現在道川氏が所属する「ベッソン・ギャラリー」のオーナー、アニタ・ベッソン氏が彼の作品を見初めたのです。同氏は20世紀を代表する陶芸家・ルーシー・リーやハンス・コパーを一躍有名にした人物。そのベッソン氏が即決で購入したという。今や見本市ではリー、コパーと並んで道川氏の作品がブースを飾るまでになりました。
ロンドン、イタリア、パリ、ニューヨーク、中国紫禁城…。世界各国へ進出し、積極的に個展を開き高評価を得てきた道川氏。その作品からは、海の外からも日本を眺め、日本の陶芸界に貢献しようとする強いメッセージが感じられます。
サイズ:W19×H19.8×D8.5cm
商品番号:PSTR000012902
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